津島市観光交流センター

館長便り
diary

尾張津島天王祭2019年07月04日 (木曜日)

六百年の歴史と伝統を今に伝える尾張津島天王祭

☆水上絵巻津島天王祭
津島天王祭は天王川を舞台にした船祭です。厳島神社の「管弦祭」と住吉大社の「住吉祭」とともに日本三大船祭の一つです。国指定重要無形民族文化財です。津島天王祭の歴史は古く500年ほど前から行なわれていました。75日にわたって行われる津島天王祭の主宰は津島・市江そして牛頭天王社です。津島の町衆は宵祭と朝祭、市江は朝祭の車楽船行事に奉仕し、神職は神事を行ないます。

☆津島天王祭の舞台 天王川(津島川)
天王祭の舞台は、現在は天王川公園の丸池となっていますが、江戸時代の天王川(津島川)は三宅川、萩原川(日光川)が合流した川で、さらに佐屋川に合流し、伊勢湾につながっていました。天王川には天王橋が架かっていました。戦国時代、織田信長はこの天王橋から津島天王祭を観ました。津島天王社が鎮座していた地は「向島」と称され、江戸時代には津島天王社の神領(御朱印地)でした。

令和元年の尾張津島天王祭は7月27日(土)・28日(日)です。